国際評価技術

大型蓄電池システムの試験・評価

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 NITEは大型蓄電池システムの安全性等に関する試験評価業務を実施するため、世界最大規模の試験施設(NLAB(エヌラブ)National LABoratory for advanced energy storage technologies)を大阪南港咲洲コスモスクエア地区に整備しました。

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ミッション

 電力供給の安定化、スマートグリッドの構築や太陽光など再生可能エネルギーの導入に不可欠なインフラとして、定置用大型蓄電池システムは、国内外において導入が進められています。
 大型蓄電池システムを海外に提供する際には、顧客が求める認証の取得や試験データが必要となっていますが、現在、統一された規格がないため、国毎に異なる試験、認証をしています。国内には定置用大型蓄電池システムの試験を安全に実施できる試験所がないこと、認証基盤が脆弱であることから、経済産業省は、「グローバル認証基盤整備事業(大型蓄電池システムの性能・安全性の試験評価拠点整備)」として、世界に先駆けて定置用大型蓄電池システムに関する試験評価施設を整備しました。
 この施設は民間や研究機関が活用するプラットフォームとして、国際標準や試験評価方法の開発、国内製品の性能の優位性や安全性を示すための試験評価、国内認証体制の強化などのために活用され、我が国の産業競争力の強化を図って行きます。


試験・評価施設の全景

(敷地面積:約26,400平方メートル、建物構成:(図右)NLAB、(図左)NITE大阪事業所、アクセス:地下鉄中央線「コスモスクエア駅」から徒歩10分)

施設概要

 NLABでは世界最大規模となる恒温型、屋内型、耐爆型の試験施設(NLAB Large Chamber)を整備しました。このNLAB Large Chamberは最大53ft(約16m)のコンテナサイズの大型蓄電池システム(主にリチウムイオン電池)を対象とした発火燃焼の危険を伴う試験を安全に実施可能です。
 また、大型蓄電池システムの安全性試験(振動、外部短絡、落下試験等)を行うための様々な試験設備(NLAB Testing Facilities)を備えており、研究機関やメーカーと連携した国際標準の開発や共同研究拠点として活用しています。国内メーカーの海外進出を促進するために国内外の認証機関のテストラボとしての活用も予定しており、信頼性を高めるため、試験所に求められる管理体制を構築しています。NLABは蓄電池の様々な関連製品についても、試験評価に活用できる施設となっています。さらに、将来はリチウムイオン電池に加え、他の大型蓄電池システムの安全性試験の検討にも着手する予定です。
 NLAB試験設備の概要はリンク先をご覧ください。(英語版はこちら


多目的大型実験棟(世界最大規模の恒温型チャンバー)


盤サイズ等蓄電池の各種試験が実施可能な機能別実験棟

見学の受付

 試験評価施設の見学希望につきましては、下のお問い合わせフォームからお問い合わせ下さい。 なお、施設の稼働状況により、ご希望に添えない場合がございます。

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 国際評価技術本部  蓄電池評価センター
TEL:06-6612-2073  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪府大阪市住之江区南港北1-22-16 地図
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