製品安全

Vol.137  1月11日号「ガス給湯器による事故」

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 ■    ◆========= 製品安全情報マガジン(PSマガジン)========== 
 ■■■◆           PSマガジンは製品安全についての情報を
 ■   ■■■       お届けします。  (第2・4火曜日発行)
 ■    ■               <等幅フォントでご覧ください>
        ■■  ・・・‥‥…………………………………‥‥・・・
         ■ 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE・ナイト)
      ■■■           製品安全センター 製品安全調査課
                       http://www.jiko.nite.go.jp/

==================2011. 1.11 Vol.137 ==================
 新年、おめでとうございます。今年もPSマガジンを引き続きご覧いただき
ますようお願い申し上げます。年始年末と寒波がやってきましたが、そんな時
は、お風呂で暖まりたいですね。今回はガス給湯器による事故事例をご紹介し
ています。NITEからのお知らせでは、ちらし「リコールなど注意を呼びか
けています」を掲載しております。
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                 目次 
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1.製品事故収集情報
  ・ガス給湯器による事故
  ・消費生活用製品の事故情報収集状況(12月21日~12月28日受付71件)
2.社告・リコール情報(3件)
3.NITEからのお知らせ
  ・注意喚起ちらしの追加について
4.関係機関の製品安全情報
  ・特集:「あなたは大丈夫? 冬の製品事故」  政府広報オンライン
  ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について    消費者庁
  ・製品安全に関するリスクコミュニケーションの意見交換会(全2回開催)
                    消費者庁、NPO法人品質安全機構
5.編集後記
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            1.製品事故収集情報
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     ◆◆◇    ガス給湯器による事故    ◇◆◆

 ◇今回は、ご注意いただきたいガス給湯器による事故事例をご紹介します。

  (事例1) 屋外に設置しているガス給湯器のリモコンスイッチを入れた
      ところ、エラー表示が出たので、機器を見に行くと、前面の排
      気口から火が出ました。
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  →  数日前から機器の調子が悪く、当日もエラー表示が出ていました
    が、そのまま使用していた。給気経路に堆積した塵・土埃、虫等が
    認められたことから、給気不足による不完全燃焼を起こして、炎が
    排気口から吹き出したものと推定されます。

  (事例2) 小型ガス給湯器を使用していたところ、給湯器側面にあった
      タオルが発火して、タオルと換気扇のスイッチのひもが焼損し、
      指先に軽度の火傷を負いました。
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  →  被害者が、タオルを給気口に密着して掛けていたことから、点火
    した際、給気口に付着していた綿埃に着火し、タオルに燃え移った
    ものと推定されます。

 ◇事例1のように、エラー表示が出ているのにかかわらず使用していると、
  事故の危険性がありますので、必ず使用を中止してガス事業者や販売店
  の点検を受けてください。事例2のように給気口にタオル等可燃物を近
  づけると燃えることがありますので、給気口の周りに可燃物を置かない
  でください。

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     ◆◆◇ 消費生活用製品の事故情報収集状況 ◇◆◆ 
          (12月20日~12月28日 受付71件)
 
  NITEに通知のあった事故の傾向をみるために、上記期間内で収集件数
 の多い5製品を掲載しています。なお、事故原因については現在調査中です。

       製品名            (事故状況と件数)
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      1.ガス給湯器(都市ガス用)   (火傷等5件)
      2.電気ストーブ(ハロゲンヒーター)(火災等4件)
      3.ガスふろがま(都市ガス用)  (火災等3件)
        エアコン(室外機も含む)    (火災等3件)
        石油ストーブ         (火災等3件)

 冬本番を迎え、暖房関係の事故が増えています。

 最近1週間に受付をした事故情報について毎週金曜日に以下のNITEホーム
 ページで公表しています。
  → http://www.nite.go.jp/jiko/sokuho/index20.html

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            2.社告・リコール情報
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◇ブランシェス株式会社「子供服」(HP)(2010/12/27)(商品回収)当製品の一部
 において、マチ針が混入していたことが判明。

【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2010122701.html

◇ジェックス株式会社「観賞魚用サーモスタット付ヒーター」(HP)(2010/11/4)
 (無償交換(安全装置付き製品))当製品において、温度コントロール部本体か
 らの発煙・発火事故に 至る可能性がある事が判明。(2010年7月12日にホー
 ムページ上で行った社告の再社告)当製品を所持している方は直ちに使用を中
 止して、下記の問合せ先に連絡してください。

【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2010122401.html

◇株式会社オークローンマーケティング「運動器具」(HP)(2010/12/17)
 (注意喚起)当製品において、本体裏側の締め付ナットが外れ、スイングア
 ームと共に落下し怪我をした事故が発生。

【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2010121701.html


       ■NITE社告・リコール情報のページ■

   【過去1年間の社告・リコール情報】
     http://www.nite.go.jp/jiko/index4.html 
   【社告・リコール情報の検索】
     http://www.jiko.nite.go.jp/php/shakoku/search/index.php

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           3.NITEからのお知らせ
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  ◆◆◇   注意喚起ちらしの追加について    ◇◆◆

  NITEで収集した事故情報を基に作成した注意喚起ちらしをホームページ
 に掲載しております。ダウンロードできますので、地域や社内回覧にご利
 用ください。白黒印刷にも対応しております。
   
  注意喚起ちらし追加
   2011.1.11 リコールなど注意を呼びかけています(No.17)               
    http://www.nite.go.jp/jiko/chirashi/data/pdf/36_recall17.pdf
      内容:運動器具、観賞魚用サーモスタット付ヒーター等

    火災事故が発生した電子レンジの社告・リコール
    http://www.nite.go.jp/jiko/chirashi/data/pdf/35_lenji.pdf

  注意喚起ちらしのホームページ
    http://www.nite.go.jp/jiko/chirashi/chirashi.html

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           4.関係機関の製品安全情報
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  ◆◆◇  特集:「あなたは大丈夫? 冬の製品事故」 ◇◆◆
                     政府広報オンライン

  家庭で発生している「製品事故」の多くは、経年劣化や誤った使い方に
 よるものです。ここでは、暖房器具をはじめ、家の中の身近な製品で起こ
 る事故事例と事故防止のポイントを紹介します。 

【詳細】 http://www.gov-online.go.jp/featured/201101/index.html


  ◆◆◇ 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について ◇◆◆

  消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあっ
 た重大製品事故について、以下のとおり公表しています。

  1/6  http://www.caa.go.jp/safety/pdf/110106kouhyou_1.pdf


  ◆◆◇  製品安全に関するリスクコミュニケーションの ◇◆◆
       意見交換会(全2回開催)
                     主催:消費者庁
                     協力:NPO法人品質安全機構

  今、消費者の日常生活において、もっとも身近な問題である製品の「安全」
 と「リスク」についての理解が重要になってきています。そこで、安全を確
 保するための取り組みやリスク評価について、消費者・事業者・行政間など
 のリスクコミュニケーション推進を図るため、各界で当代一流の識者6人が
 ここに会し、意見を交換いたします。ぜひ、ご参加ください。

 日 時:前節 2011年1月31日(月)13:30~16:30      
      ○モデレーター:向殿政男(明治大学理工学部 情報科学科、
       新領域創造専攻安全学系 教授)
      ○基調講演「消費者とリスクコミュニケーション」
      ○パネリスト:若井博雄((財)製品安全協会専務理事)、
       河村真紀子(主婦連合会事務局次長)

     後節 2011年2月17日(木)13:30~16:30
      ○モデレーター:松本浩二((財)日本科学技術連盟R-Map実践
       研究会統括主査)
      ○基調講演「誤使用リスクとR-MAP」
      ○パネリスト:浅野幸子(全国地域婦人団体連絡協議会事務局
       ・研究員)、長田敏(NITE)
 
   定 員:100名(定員になり次第締め切らせて頂きます。) 
   会 場:日本教育会館(前節、後節とも)(神保町駅)
   参加費:無料

  詳細とお申込みは、下記のホームページまでお願いします。
   NPO法人品質安全機構
    http://park21.wakwak.com/~safety/

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              5.編集後記
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 厳しい寒さの冬となりました。暖房機の取り扱いにはご注意ください。
 
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 ◇事故情報の検索 
  NITEのHPでは、調査が終了した事故情報を検索できます。
  http://www.jiko.nite.go.jp/php/jiko/index.html

 ◇事業者、消費生活センター、地方自治体等からの製品事故情報を
  ご提供ください。

  NITEでは、暮らしの中で起こった製品の事故情報を集めて調査し、
  その結果を公表して製品事故の未然・再発防止に役立てています。
  通知様式等は以下のホームページをご覧ください。
  
 【通知様式】 http://www.nite.go.jp/jiko/index10.html (Word版・PDF版)
 【送付先】 mailto:[email protected] Fax 06-6946-7280 
  【問い合わせ先】 mailto:[email protected]

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          【編集・発行】 独立行政法人製品評価技術基盤機構 
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お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  製品安全広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図