製品安全

特別号 No.2  3月16日号

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 ■    ◆========= 製品安全情報マガジン(PSマガジン)========== 
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         ■ 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE・ナイト)
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                       http://www.jiko.nite.go.jp/

==============2011.3.16 PSマガジン<特別号>=============
 3月11日の東日本大地震(東北地方太平洋沖地震)により被災された方々には、
心からお見舞い申し上げます。一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。
 今回、災害時の製品事故を防ぐために、「一酸化炭素(CO)中毒の事故防止」
と「電気製品による火災事故防止」について、注意喚起することとしました。
   http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs110315.html
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           災害時の製品事故の防止について(注意喚起)
                ~ 一酸化炭素(CO)中毒の事故防止 ~

 東日本大地震(東北地方太平洋沖地震)の影響により、電気、ガス、水道
の供給が停止しました。復旧までは、ガス石油機器、携帯発電機等の使用の
増加が予想されます。これらの製品は、使い方によって一酸化炭素(CO)中毒
事故を起こす危険がありますので、事故防止のため、以下の注意事項を守っ
て正しく使用してください。
 なお、停電時は換気扇が作動しませんので、ガス石油機器等を室内で使用
する際は、窓を開けるなど換気に十分に気をつけてください。

1.石油ストーブについて

  石油ストーブを閉めきった場所(部屋、テント内)で換気を行わず長時
 間使用すると一酸化炭素中毒(※)になります。定期的に換気をし、十分に
 注意をして使用してださい。また、衣類、毛布などの可燃物が接触するこ
 とによる火災にも注意してください。
  
2.七輪について

  七輪で練炭等を使用する際には、閉めきった場所(部屋、テント内)で
 使用すると、一酸化炭素が発生し、一酸化炭素中毒になりますので、定期
 的に換気をし、十分に注意をして使用してださい。また、衣類、毛布など
 の可燃物が接触することによる火災にも注意してください。
  
3.カセットこんろについて

 (1)カセットこんろ用ボンベ(カセットボンベ)は、カセットこんろ本体に
  正しく装着しください。カセットボンベの切り欠き(凹部)部とカセッ
  トこんろの容器受けガイド(凸部)をしっかり合わせてください。
 (2)カセットこんろを覆うような大きな鍋や鉄板は、カセットボンベが加熱
  されて爆発すことがありますので使用しないでください。
 (3)カセットこんろを閉めきった場所(部屋、テント内)で換気を行わず長
  時間使用すると一酸化炭素中毒になる恐れがあります。定期的に換気を
    し、十分に注意をして使用してください。

4.携帯発電機について
    携帯発電機の運転中に出る排ガスには、一酸化炭素が多く含まれていま
 す。
 
 (1)携帯発電機は、屋内で絶対に使用しないでください。
 (2)屋外でも換気が悪い場所での使用は、一酸化炭素中毒になる恐れがあり
  まので、換気の良い場所で使用してください。

 (※)一酸化炭素(CO)中毒とは
  ガス、石油や炭などを燃焼したとき、新鮮な空気が不足すると
  不完全燃焼を起こし、一酸化炭素(CO)が発生します。一酸化炭
  素(CO)は、無色・無臭のため気がつきにくく、また、血液中の
  ヘモロビンと結合しやすいため、微量でも血液中に取り込まれ
  ると血液の酸素運搬能力が低下し、死に至ることがあり、非常
  に危険です。

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              災害時の製品事故の防止について(注意喚起)
                     ~ 電気製品の火災事故防止 ~
                                       
 東日本大地震(東北地方太平洋沖地震)の影響により、電気、ガス、水道の
供給が停止しました。電力復旧時の通電による電気製品の火災事故が予想さ
れます。
 これらの事故防止のため、以下の注意事項を守って正しく使用してくださ
い。      

1.地震を感じたときの対応について
 (1)使用中の電気製品のスイッチを必ず切ってください。
 (2)アイロンやドライヤーなどの熱器具は、火事の原因になりやすいので素
  早くプラグをコンセントから抜いてください。

2.家の外へ避難するときの対応について
    電気の消し忘れによる事故を防ぐため、ブレーカーを必ず「切」にして
 ください。

3.停電復旧時の対応について
  電気製品の外観、電源コード、プラグ、テーブルタップ、延長コードに
 異常があるもの、水に浸かったものや強い衝撃を受けたものを使用するとき
 は、必ずメーカーや販売店の点検・修理を受けてください。

 (1)停電復旧前に分電盤のブレーカーを全て切り、全ての電気製品のプラグ
  をコンセントから抜いてください。
 (2)電気製品の外観に異常がないか確認してください。
 (3)電源コード、プラグ、テーブルタップ、延長コードに傷や折れがないか、
  また、コードが家具や荷物に踏まれていないかを確認してください。
 (4)水に浸かった電気製品は使用しないでください。
 (5)落下や転倒など強い衝撃を受けた電気製品は使用しないでください。
 (6)ブレーカーを入れ、必要な電気製品のプラグをコンセントに差し、様子
  をみながら使用してください。発煙や異臭を感じた場合は、直ちにブレ
  ーカーを切り、製品の使用をやめてください。

4.計画停電時の対応について
 (1)ブレーカーを切り、電気製品のプラグをコンセントから抜いてください。
 (2)地震の影響により、電気製品の外観等に異常がないかを確認してくださ
  い。
 (3)外観等に異常が認められたときは、必ずメーカーや販売店の点検・修理
  を受けてください。

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